ツイート

このエントリーをはてなブックマークに追加

↑PAGE TOP

DAC、高精度居住エリアターゲティング広告の提供開始

2016.5.26

このたび、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:矢嶋弘毅、東証JASDAQ 証券コード:4281、以下 DAC)は、データ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)「AudienceOne®」において、郵便番号レベルの居住エリアターゲティングに対応します。その第一弾の広告商品として、連結子会社である株式会社プラットフォーム・ワンが提供するDSP「MarketOne®」を活用した、新たなエリア広告サービスを開始しました。

背景

 近年、スマートフォン等から得られるユーザーの位置情報データを解析し、エリアターゲティング配信するスマートフォンアプリ広告が注目を集めています。
 一方、PCやスマートフォンのブラウザ上での広告によるエリアターゲティングは技術的な課題もあり、都道府県レベルのユーザー居住地指定が主流となっています。しかし、都道府県レベルの広域エリア単位では、そのエリアに住む多様なユーザーのデモグラフィック属性やサイコグラフィック属性を捉えることが困難であり、それらユーザー属性は主にオンラインコンテンツの閲覧や検索等行動データによって把握する状況が続いてきました。

本サービスの特徴

 上記課題を解決するため、DACのデータサイエンティストがユーザー行動に紐付く位置情報データを解析し、独自アルゴリズムによる郵便番号レベルのユーザー居住地判定を新たに実現しました。【特許出願中】
 この新技術により、「AudienceOne®」は居住地郵便番号を判定可能な国内最大級のオーディエンスデータを保有することになります。第一弾商品として、DSP「MarketOne®」を活用した、新たなエリアターゲティング広告サービスを開始いたします。
Aone

DSP「MarketOne®」の新たなエリアターゲティング広告概要

●多様な対応フォーマットと課金モデル
PC、 スマートフォン、タブレットにおいて、ターゲットエリアの郵便番号を指定した配信が可能です。広告枠購入はCPC(クリック)・CPM(表示)を用意し、 バナー広告と動画広告に対応します。エリアとオーディエンス属性のセグメントを掛け合わせることもでき、より効果的な見込み客へのリーチなど、マーケティ ングROIの向上に貢献します。

●想定される活用法
以下のようなターゲティング配信を行うことができます。
 ・チラシ・無宛名DMの投下エリア居住者へ
 ・新築分譲マンションの立地近隣の居住者へ
 ・全国ディーラー店舗の商圏エリア居住者へ
 ・商業施設の商圏エリア居住者へ  など

本サービスを活用した今後の展開予定

DSP「MarketOne®」以外の広告商品の拡充
 今後は、第一弾のDSP「MarketOne®」以外にも、「AudienceOne®」と既に連携しているYahoo! JapanやGoogleなどの広告商品(DSPやアドネットワーク)への郵便番号レベルの居住地エリアターゲティング対応を予定しています。

プライベートDMPや商圏分析ツールとの連携
 オフラインでのエリアマーケティングに活用される主要な商圏分析やエリアプランニングシステムと「AudienceOne®」を連携させることにより、ダイレクトメールや新聞折込広告の出稿と合わせてターゲットエリアの郵便番号を指定し、DSP「MarketOne®」等によるオンライン広告配信を行うことができます。これにより、従来の新聞折込広告等ではリーチが困難な20代、30代のターゲット層も含めた商品訴求等のブランディング効果が期待できます。

エリアデータ(オフラインデータ)とオンラインデータを掛け合わせた新たなマーケティングデータ開発
 エリアマーケティングでは、国勢調査データをもとに各郵便番号エリアの居住者クラスターがわかる【居住者プロファイルデータ】や、保有金融資産が1億円以上と推定される人や世帯のデータベース【富裕層データ】など、多様なオフラインデータが活用されています。
 一方、DACの「AudienceOne®」はオンラインデータにおいて国内最大級のデータ量および、約1,000種類のオーディエンスデモグラフィック属性・サイコグラフィック属性を保有しており、従来のエリアマーケティングデータとオンラインデータを掛け合わせることで、新たなデジタルマーケティングをサポートするデータ開発を行います。
 例えば、“富裕層データ”では、富裕層世帯含有率が全国平均の20倍以上の郵便番号エリア(日本橋・南青山・麻布永坂など)の居住者をターゲットとして、PC、スマートフォン等で広告配信することが可能になります。

Aone

DACにおけるビッグデータ活用の取り組みについて

 DACは、データを活用した自社商品開発や外部パートナーとのアライアンスなどビッグデータの取り組みを推進しています。「AudienceOne®」は、広告配信結果、ソーシャルメディア、提携企業の3rd Partyデータなどを収集・解析し、見込顧客の発見や既存顧客のロイヤルカスタマー化などの様々なマーケティング施策に活用できるDMPとして、4.5億ユニークブラウザ、1兆レコードを超える国内最大級のデータ量を保有しています。外部パートナーアライアンスを積極的に推進し、30以上の広告配信およびデジタルマーケティング製品との連携を実現してきました。
 また、製品連携にとどまらず、外部パートナーとのデータ連携やデータ解析共同研究なども積極的に行っています。

 DACは今後も、広告主企業と生活者が円滑なコミュニケーションを実施できる環境を整えるべく、ビッグデータを活用したソリューション開発・強化に積極的に取り組んでまいります。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加