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  • 2016.9.26

Appier、アジア太平洋地域におけるクロスデバイス利用動向調査 (2016年上半期)を発表

スマホ中心になった現在も購入に至るまでのプロセスにおいてはPCやタブレットもそれぞれが重要な役割を果たす

■日本のデジタルデバイスユーザーの半数以上が 4 台以上の端末を利用
■その多くは今まで以上に複雑に、かつ各端末を連携させながら使用していることが判明
■さらに、利用端末によってオンライン広告に対する行動が異なることが発覚

AI(人工知能)テクノロジー企業の Appier(エイピア、以下 Appier、本社:台湾、共同創業者/CEO:チハン・ユー)は、最新の「アジア太平洋地域におけるクロスデバイス利用動向調査」の日本版の結果を、2016 年 9 月 21 日(水)に発表しました。この調査では、日本において一人のユーザーが複数のデジタルデバイス(PC、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ等)を利用する傾向が高まっており、かつユーザーのデバイス間の行動が今まで以上に複雑になってきていることが明らかになりました。

調査結果では、4 台以上のデバイスを使用するユーザーが、2015 年の下半期から 2016 年の上半期の間に 30%上昇したことが明らかになりました。また、複数のデバイスを利用するユーザーの半分以上(51%)が 4 台以上保有しており、前回調査時の 39%に比べて、12%も増加しています。アジア全体でみると、4 台以上のデバイスを使用しているユーザーは平均 30%に留まっており、日本のユーザーによる複数デバイスの利用率はアジア全域でも高い数値を示しています。

「最新の調査結果では、日本のユーザーが、増え続けるデバイスを、それぞれ固有の使い方で複雑に使い分けていることが分かりました。すべてのユーザーに均一に効く手法はなく、企業は
ターゲットに対するメッセージやフォーマットをデバイスごとに考えることが求められています」と Appier の最高売上責任者ファブリツィオ・カルーソは昨日アドテック東京にて述べました。また、「この複雑性を理解することが、日本の広告主に、それぞれのユーザー行動を想定した適切なコンタクトポイントでターゲットにリーチすることを可能にし、総合的により意味のあるエンゲージメントをつくることを可能にします」と付けたしました。

異なるデバイスには異なる広告が必要

利用するデバイスが異なると、広告に対するユーザーの反応も変化します。日本のユーザーの約 4 割は、利用するデバイスに応じて広告への対応が若干または完全に異なることが分かりました(前回調査時36%)。とくに、広告が表示されるデバイスによって、デバイスごとに全く異なる行動をとるようなユーザーは前回調査時に比べて 50%も増加しました。また、日本におけるクロスデバイスのキャンペーン結果を詳細に見ていくと、日本のマーケッターにとってクロスデバイスに対応することは、これまで以上に重要であることが分かりました。クロスデバイスを想定したキャンペーンは、単体のデバイスのみに向けたキャンペーンよりも 79%効果が上がることが明らかになりました。

注目:日本における E コマースサイト上の行動

今回の調査では、初めて日本における E コマースサイト上のクロスデバイス行動を分析しています。結果、週初めではスマートフォンで E コマースのサイトを閲覧するユニークユーザー数(UU 数)が、PC のそれをわずかばかりしか上回っていないにも関わらず、週が進むにつれてその乖離は大きくなる傾向があることが判明しました。同様に、週末にはタブレット経由での UU 数が上昇することもわかっています。ユニークユーザー数では、スマートフォンユーザーの数は PC ユーザーをわずかにしか上回らないものの、ページビュー数(PV 数)ではスマートフォンの方が著しく多い結果が出ます。その特徴は週末にかけて大幅に伸びることも判明しました。

また、スマートフォンは多くのコンバージョンと購買行動に結びついており、日本における E コマースサービスユーザーにとっての主要なデバイスのひとつになっていると言えます。しかしながら、ユニークユーザーごとの PV 数、あるいは 1 ユニークユーザーあたりの平均 PV 数では、スマートフォンや PC よりも、タブレットの方が圧倒的に数を伸ばしています。ここから、一般的なタブレットユーザーの方が、PC やスマートフォンユーザーよりも積極的に E コマースサイトを閲覧していることを意味します。時間も E コマースサイト上でのユーザー行動に影響を与えます。

たとえば、9:00 頃から 17:00 頃までは、PC で E コマースサイトを閲覧するユーザーが、スマートフォンのユーザー数を上回ります。この現象はビジネスパーソンの帰宅時には逆転し、スマートフォン経由での閲覧者が増加します。また、1ユニークユーザーあたりの平均では、タブレットは PC・スマートフォンのいずれよりも高い PV 数を、一日を通して生み出しています。

スマートフォンが日本の E コマースユーザーにとって主要なデバイスのひとつであることは明白であるものの、広告主は、ユーザーの購入体験に少なからずの影響を与える PC やタブレットの存在を無視していいというわけではありません。

PC・タブレット:普及台数だけではリーチを計れない

デジタルデバイスの利用動向調査は日本のユーザーにとって PC とタブレットも、依然として重要なデバイスであることを指し示しています。PC が、広告がリーチ可能なデバイス全体の 3 分の 1 にしか満たないにも関わらず(1 台の PC につき、スマートフォンは 3 から 3.5 台存在している計算になります。これは週のどの日でも変わりません)、ウェブサイトの閲覧時間ではスマートフォンのそれと同数の結果が表れています。一般的に、PC はスマートフォンの 3.2 倍利用されていることが分かりました。

この現象はタブレットの利用でも、少ない比率ではあるものの、起きています。1 台のタブレットあたりのウェブサイトの閲覧時間は、スマートフォンのそれを 17%上回り、アプリの利用においても 15%高い結果となりました。

また、この調査結果では、タブレットユーザーの多くはウェブサイトを閲覧するよりも、アプリを積極的に利用していることが判明しました。ウェブサイトの閲覧で計ると 1 台のタブレットに対して 16 台のスマートフォンに広告がリーチしている計算になる一方で、アプリでは 1 台のタブレットにつき、スマートフォンへのリーチはわずか 5 台を上回る結果となりました。

デバイス別利用動向:多岐にわたり、より複雑化

デバイスの普及台数が増加するにつれ、ユーザーのデバイス間の行動は多岐にわたり、かつより複雑になり、その行動を予測することが難しくなっています。

今回の調査では、日本におけるウェブサイトの個人平均閲覧時間やタブレットのアプリ利用時間を初めて分析しました。結果、ウェブサイトの閲覧時間において、タブレットでは 10%、PC では20%、それぞれ女性が男性を上回ることが明らかになりました。アジア太平地域全体では逆の傾向が見られ、一般的に男性の方が、PC とタブレットの個人平均利用時間で上回っています。日本でもスマートフォンによるウェブサイト閲覧時間に関しては、男性の方が多く、スマートフォンアプリ利用でも女性より 30%高いという結果が出ました。同様に、タブレットでのアプリ利用においても女性に比べて男性の方が少しだけ高いという結果が出ました。

一日における時間もデジタルデバイスの利用に影響を与えることが判明しました。2015 年下半期の調査結果と同様に、スマートフォンの利用は、働く人たちが起床する 6:00 頃、そして昼休憩をとる 12:00 頃にピークを迎えます。他方、PC の利用は 9:00 から 10:00 の間、つまりオフィスでの過ごす時間において大幅に増えます。双方のデバイス利用は夕方になるにつれて上昇します。

最後に、デバイスの利用は曜日によっても異なります。たとえば日本では、スマートフォンでのウェブサイト閲覧時間は曜日によって変動し、週半ばと週末で大きく数を伸ばす傾向が見てとれます。他方で、タブレットの利用は週末に、PC は週半ばに跳ね上がり、PC に関しては週末に向けて減少する傾向にあります。

Appier の「クロスデバイス利用動向調査報告書」について

報告書は、2016 年上半期において日本およびアジア太平洋地域で Appier が実施したキャンペーン、および Appier サイトタグがエンベッドされたウェブサイトの分析に基づいています。本調査の一環として、広告リクエスト、インプレッション、クリック、そしてコンバージョンを含む 1 兆以上のキャンペーンデータポイントを分析しました。調査結果に含まれるすべてのデータは実際のユーザー行動に基づいて行われており、アンケート調査等は行われていません。
報告書は http://www.appier.com/jp/reports.html でご覧いただけます。

Appier,Inc について

2012 年設立の Appier は、AI(人工知能)を活用し、マルチデバイス時代における企業の成長と成功を支援するテクノロジー企業です。Appier の研究開発チームは、AI、データ分析、分散処理システム、マーケティングの経験を有するコンピューター科学者とエンジニアの熱意あふれるメンバーによって構成されています。社員は、グーグル、楽天、ヤフー、インテルのほか、ハーバード大学やスタンフォード大学の有名なAI 研究グループの出身です。Appier は台北に本社を置き、東京、シンガポール、シドニー、ホーチミン、マニラ、香港、ムンバイ、デリー、ジャカルタ、ソウル、クアラルンプールのアジア全域に計 12 の拠点を構え、500 を超える世界中のブランドと代理店にサービスを提供しています。詳細は www.appier.com/jp/をご覧ください。


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