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DACとアイメディアドライブ、ビッグデータのマネジメントプラットフォーム(DMP)「AudienceOne」の提供を開始

2013.4.1

このたび、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:矢嶋弘毅、以下DAC)の子会社である、株式会社アイメディアドライブ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:重原洋祐、以下 iMD)は、2013年4月1日より自社メディアや、第三者からの提供データなどのオーディエンスデータを利用し、様々なターゲティング配信を可能にする国産初の本格的「データマネジメントプラットフォーム(DMP)」である「AudienceOne(オーディエンスワン)」を媒体社様および広告主様や広告会社様に提供開始いたします。

◆本サービスの背景と目的
 昨今、インターネット広告市場ではリアルタイムビッディングなどの普及によって自社メディアや第三者からの提供データなどの「オーディエンスデータ」を活用した広告配信ニーズが高まっております。「オーディエンスデータ」を利用することにより、訴求を行う商品と親和性が高いユーザーを直接指定し、広告配信を行う事が可能となります。
 一方、クラウドコンピューティングの普及やデータストレージの容量拡大など、テクノロジーや機器類の発展により、以前は現実的に利用することが難しかった大量データの蓄積・分析が可能な環境が整ってきました。このため、オーディエンスの基本属性、趣味・嗜好、購買などの大量データを組み合わせて商品プロモーションなど企業のマーケティング活動に活用することに対する関心も高まってきております。
 「AudienceOne」は、このように広告主、メディア、ECサイトなどが保有する大量の「オーディエンスデータ」(ビッグデータ)を収集・分析し様々なマーケティングに活用を行うことを可能にした国産初の本格的「データマネジメントプラットフォーム(DMP)」です。
なお、ビッグデータの分析プラットフォームとしては、IBMが提供する「PureData System for Analytics (Netezza)」および「SPSS Modeler」を導入致します。

◆「AudienceOne」の7つ特徴
 「AudienceOne」は、収集した「オーディエンスデータ」をインターフェイス上にて分析、加工することが可能となっており、精度の高い配信ターゲットを生成することが可能です。
 また、利用し易いインターフェイスを用意しており、従来エクセルなどを用い手動で管理を行っていた情報を「AudienceOne」の画面上で簡単に管理することが可能です。「AudienceOne」は、収集した「オーディエンスデータ」をインターフェイス上にて分析、加工することが可能となっており、精度の高い配信ターゲットを生成することが可能です。
 さらに、「AudienceOne」には下記の7つの特徴があります。

1.DemoGraphic Insight(DGI)
自社サイト訪問ユーザーのデモグラフィック情報を可視化する機能
2.Analogic Segment Extension(ASE)
特定のオーディエンスセグメントと類似しているデータを解析し、拡張する機能
3.Audience Intent Discovery(AID)
ユーザーのサイト閲覧や検索などの行動情報から興味関心を分析する機能
4.Intelligent Tag Management(ITM)
トラッキングツールやリターゲティングタグなど、サイト内にあるタグの一元管理を行う機能
5.Universal Audience Sharing(UAS)
「AudienceOne」利用ユーザー間でオーディエンスデータを共有する機能
6.Social and CRM Engagement(SCE)
自社が保有している顧客情報(CRMデータ)やソーシャルメディア情報と連携を行う機能
7.3rd-Party Data Integration(3DI)
第三者のデータと自社データを統合することで、より詳細な自社データ分析や利用が可能

◆今後の展開
 DACでは2006年より他に先駆け提供を行っている行動ターゲティングサービスや、ALBERT社との資本提携、トーチライト社によるソーシャルメディアを活用したマーケティング支援など、ビッグデータを中心とした最先端のマーケティングソリューション分野に関して、様々な取り組みを行ってまいりました。
 ネットマーケティングが対象とするデータは、Webサイトやソーシャルメディアなどのインターネット上でのユーザー行動の履歴情報のみならず、ユーザーの属性情報や関心事項、リアルでの消費行動など多岐に渡っており、取り扱うべきデータ量は莫大なものとなります。更に今後、スマートフォンやタブレットなど、ユーザー行動との結びつきが強いモバイルデバイスの普及・進化や、あらゆるものがデジタルでつながる社会の到来により他のメディアとの連動も可能となることから、これらのデータ量は飛躍的に増大するものと考えられます。
 DACは、こうした社会環境の変化を見据え、データの取り扱いについては業界全体での取り組みに深くコミットするなど十分配慮をしていきながら、「AudienceOne」を活用することで、適切で効果的なマーケティングソリューションを提供してまいります。
 またこうした活動を通じてDACは、インターネット広告市場の発展に貢献するとともに、ネットマーケティングの進化を図り、企業ビジョンである「Empowering the digital future /デジタルの未来に、もっと力を。」を推進することで、社会に貢献してまいります。


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