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DACの「AudienceOne」、ブログウォッチャーの「ProfilePassportDMP」と連携開始

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デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:島田雅也、以下 DAC)が提供するDMP「AudienceOne」(※1)と、株式会社ブログウォッチャー(本社:東京都中央区、代表取締役:戸田洋平、以下 ブログウォッチャー)が提供する「ProfilePassportDMP」(※2)が連携し、デバイスを横断した位置情報サービスの提供を開始しました。これにより、両社はスマートデバイスのアプリから得た来店情報などの位置情報をWebブラウザベースの施策に活用する企業のマーケティング活動を支援します。

 DACが開発し提供しているDMP「AudienceOne」は、月間4.8億ユニークブラウザと9,000万のモバイル広告ID、1兆レコード以上の膨大データを保有し、そのデータを解析して高精度な3rdパーティデータを提供する国内最大級のデータ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)です。ブログウォッチャーの「ProfilePassportDMP」は、スマートフォンに特化した位置情報データを蓄積し、分析・活用ができるプラットフォームです。

 これまで、アプリから得たユーザーの位置情報データと、Cookieベースで管理されているマーケティングオートメーション(MA)ツールや企業のプライベートDMPなどの顧客データ(CDPデータ)を連携したマーケティング施策の実施は困難でした。
 今回の連携によって、DACの特許技術(※3)により変換された「AudienceOne」が有するクロスデバイスデータと「ProfilePassportDMP」が有する国内最大規模の位置情報データを掛け合わせることにより、企業は、顧客に関する理解を深め、顧客との最適なコミュニケーション設計を行うことができます。

 具体的には、以下のような取り組みを実現します。

1)広告とのタッチポイントを問わないオフラインCV測定の実現
DACの統合プラットフォーム「XmediaOne®」(※4)で効果測定(トラッキング)機能を活用することにより、アプリ上の広告だけでなく、Webブラウザ上の広告に接触したユーザーが実際に来店したかどうかを判別することが可能です。また、広告の種類やクリエイティブごとに、来店効果があったのかを検証・評価することもできます。

2)顧客行動の可視化
「AudienceOne」と企業のプライベートDMPやMAツールを連携させる「AudienceOne Discovery」(※5)を活用することにより、自社店舗への来店頻度や特定の場所への接触頻度といった顧客行動を可視化します。

3)位置情報を活用した分析レポートサービス
企業のWebサイトを訪問している顧客データの分析において、来店ユーザー、非来店ユーザーごとの傾向などを、分析レポートという形で提供することができます。

 なお、「XmediaOne®」の効果測定(トラッキング)機能は、国際的な研究開発コンソーシアムである IAB Tech Lab (※6)が提供する「IAB Tech Lab Measurement Compliance Program」の認定を取得しています。第三者機関に監査、認定を受けた測定手法に基づくIVT(Invalid Traffic:無効な広告トラフィック)を排除したインプレッション数やクリック数、ビューアビリティ数の測定により、さまざまな広告プラットフォームにおいて、信頼性が確保された広告効果測定と、「AudienceOne」によるターゲティング広告への活用が可能となっています。

 両社は本連携を機に、クロスデバイスによる位置情報を活用した企業のマーケティング活動支援を強化します。また、DACは、データの利活用による企業のマーケティング活動の最適化、顧客との良好な関係構築を支援することで、インターネット広告市場の発展に貢献してまいります。

(※1)Webサイトの行動データやCRM、広告配信結果、パネルアンケート結果などさまざまなデータを統合し、分析/可視化、また豊富な連携チャネルを活用した“新規顧客の獲得”から“既存顧客へのLTV向上”までを一通貫で実現する高度なマーケティング環境の提供を可能にします。https://solutions.dac.co.jp/audienceone
(※2) 「提携アプリをダウンロードし、位置情報の取得を許可及びデータ提供を許可したユーザー」のスマートフォン端末から、GPSの位置情報データなどを蓄積・分析・活用ができるプラットフォームです。https://www.blogwatcher.co.jp/service/profile-passport/profile-passport-dmp/
(※3)特許第5891331号 「情報処理装置、情報処理方法及びプログラム」
2016年3月24日プレスリリース 『DAC、特許技術を活用したデータ解析による新たなクロスデバイスサービスを提供』 https://www.dac.co.jp/press/2016/20160324_cross_device
(※4) 予約型広告と運用型広告のハイブリッドメディアプランニングを支援する統合プラットフォームです。オーディエンスデータを保有する「AudienceOne」などの各プラットフォームと連携しているほか、効果測定(トラッキング)機能を有しています。
(※5) DMP「AudienceOne」が保有するオーディエンスデータをクライアント企業の企業データベース等へ提供するサービスです。
(※6) IAB Tech Labは、米国のインタラクティブ広告業界団体であるInteractive Advertising Bureau(IAB)が設立した、デジタルメディアとデジタル広告業界におけるグローバルな技術標準の確立と導入を促進するための国際的な研究・開発のコンソーシアムです。
広告主企業や広告会社、媒体社、テクノロジーベンダー、その他デジタルマーケティング分野を代表するグローバル企業で構成され、共通の課題を根本的に議論/検討し、知見を共有することにより、デジタル広告やデジタルマーケティングに関する課題解決、また業界の技術革新につなげることを活動の目的としています。


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