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DSP「MarketOne®」およびSSP「YIELDONE」、グローバル基準の共通Cookie IDソリューション「DigiTrust ID」に国内初対応

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デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:島田雅也、以下 DAC)、株式会社プラットフォーム・ワン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長: 豊福直紀、以下 P1)の提供するDSP「MarketOne®」およびSSP「YIELDONE」は、IAB Tech Labが提供する共通Cookie IDソリューション「DigiTrust ID」に、日本の広告事業者として初めて対応いたしました。

■背景

 インターネット広告において、異なる広告事業者間におけるプログラマティック取引やデータ連携を行うためには、Cookie Sync(クッキーシンク)という技術を用いて、双方の事業者が有するIDを突合(シンク)する必要があります。しかしCookie Syncは全IDが突合できるわけではなく、そのマッチレートは平均で約70%(=30%程度欠損する)に留まっています。また、Webサイトに複数の事業者によって多数のタグが貼られることによるWebサイトの読み込み速度の遅延がユーザビリティを損なう要因となっています。

 こうしたプラットフォーム間のIDマッチレートの向上やユーザビリティの改善といった課題に対し、IAB Tech Labは共通Cookie IDソリューション「DigiTrust ID」を提供しています。「DigiTrust ID」を用いることでCookie Syncのマッチレートは100%近くまで向上します。「DigiTrust ID」は、欧米のトップ広告事業者や業界団体で採用されており、IABによるとグローバルのRTBリクエストにおいてDigiTrust IDが使用される割合は65%にも上ります。

■概要

 このたびDACとP1が提供するSSP「YIELDONE」が「DigiTrust ID」に国内で初めて対応します。他社プラットフォームと「DigiTrust ID」ベースの取引を行うことで、媒体社は、より多くの広告インプレッションをID付きで販売することができ、単価向上および収益増加が見込めます。また、DSP「MarketOne®」も「DigiTrust ID」に対応することで、広告主は、「DigiTrust ID」に対応したSSPからより多くの、かつID付きのターゲティング広告配信が可能になるため、広告キャンペーンを効率よく着実に実施できるメリットがあります。 ユーザーにとっても、複数事業者のタグによって遅くなっていたWebサイトの読み込み時間を大幅に短縮することができるため、ユーザビリティが大幅に改善されます。

■今後の展開

 DACおよびP1は、IAB Tech Labと連携して日本国内における「DigiTrust ID」の導入拡大に向けて取り組むとともに、引き続き媒体社の収益化および広告主のデジタルマーケティング活動を支援強化するべく、最新のグローバル標準規格やソリューションに対応してまいります。

IAB Tech Labについて

IAB Tech Labは、米国のインタラクティブ広告業界団体であるInteractive Advertising Bureau(IAB)が設立した、デジタルメディアとデジタル広告業界におけるグローバルな技術標準の確立と導入を促進するための国際的な研究・開発のコンソーシアムです。
広告主や広告会社、媒体社、テクノロジーベンダー、その他デジタルマーケティング分野を代表するグローバル企業で構成され、共通の課題を根本的に議論/検討し、知見を共有することにより、デジタル広告やデジタルマーケティングに関する課題解決、また業界の技術革新につなげることを活動の目的としています。
DACおよびP1がDigiTrust IDに対応するにあたり、IAB Tech Labのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるデニス・ブックハイム氏は、「DigiTrust IDは、グローバルにおけるユーザーおよびバブリッシャー、バイヤー、アドテクプラットフォームといった業界のステークスホルダーのWin-Winを実現します。我々は、DACおよびP1の参加と日本市場におけるDigiTrust ID普及への貢献を歓迎します」と述べています。


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