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DAC、SourcePoint社と提携し広告主および媒体社が扱う生活者データの透明性向上を支援

2019.4.19

 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:島田雅也、以下 DAC)はこのたび、欧米で事業を展開するSourcePoint社と提携し、広告主および媒体社に対し、同社のConsent Management Platform(以下 CMP)を提供することで合意しました。この取り組みは、生活者のプライバシーに関わる不安を払拭し、広告主や媒体社が取り扱う生活者データの透明性向上を支援するものです。

Consent Management Platform(CMP)について

 CMPとは、データ利用に関する情報を、Webサイトおよびアプリ上のバナーやポップアップ等の形式で提供し、同意を得た生活者のデータのみを広告配信やサイト改善などに活用するツールです。
 CMPが導入されたサイト/アプリにおいて、生活者は、自身のデータがどの事業者に何の目的で収集されているかを一覧で把握でき、自身の判断でデータ収集を停止することができます。
 これにより、広告主や媒体社は、CMPを通じて生活者に対するデータの透明性を向上することができます。

▼CMPの同意取得ダイアログイメージ
CMP_3

SourcePoint社のCMPについて

・グローバルで多数の採用実績
 SourcePoint社のCMPは、英国やドイツ、フランス、米国においてトップ25の媒体社に導入され、非常に高い市場シェアがあります。

・IABのGDPRフレームワークに完全準拠
 米国 IAB Tech Lab (※1)が定めたフレームワーク (※2)にも完全準拠しているため、ヨーロッパ経済圏からアクセスした生活者に対しても、GDPRに則った方法で同意を取得し、データを取り扱うことができます。

・優れた機能性
 SourcePoint社CMPの主な特長と導入のメリットは、次の通りです。
(1)データ収集ベンダーリストの容易な編集
(2)サイトデザインに合った同意取得ダイアログの容易な作成
(3)アクセスする生活者の属性(国、同意有無など)に応じた同意取得ダイアログの出し分け設定
(4)A/Bテストによる同意取得ダイアログのメッセージ最適化
(5)生活者が利用目的や収集ベンダーを取捨選択する「プライバシーマネージャー」の作成、カスタマイズ

 DACは、本提携を機とした日本市場におけるCMP普及の推進をはじめ、今後も、広告主および媒体社が扱う生活者データの透明性向上およびプライバシー保護施策の支援を強化して参ります。

(※1)IAB Tech Labは、米国のインタラクティブ広告業界団体であるInteractive Advertising Bureau(IAB)が設立した、デジタルメディアとデジタル広告業界におけるグローバルな技術標準の確立と導入を促進するための国際的な研究・開発のコンソーシアムです。広告主企業や広告会社、媒体社、テクノロジーベンダー、その他デジタルマーケティング分野を代表するグローバル企業で構成され、共通の課題を根本的に議論/検討し、知見を共有することにより、デジタル広告やデジタルマーケティングに関する課題解決、また業界の技術革新につなげることを活動の目的としています。
(※2)IAB Tech Lab 「GDPR Transparency and Consent Framework」:https://iabtechlab.com/standards/gdpr-transparency.

SourcePoint社について

 代表者 :Ben Barokas(CEO)
 本社所在地 :New York
 設立 :2015年
 事業内容
:CMP提供を通したデータ同意取得サポート、アドブロック検知、ペイウォール、
代替広告配信によるマネタイズ支援など


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