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シナラ、位置情報を使った定性調査サービス「Location Based Research」を提供開始

2019.6.12

Cinarra Systems Japan株式会社は、大手リサーチ会社と共同開発した調査サービス「Location Based Research」を開発し、提供を開始します。

プロダクト概要
従来の調査手法では、事前にスクリーニング調査を実施し調査対象を選定していく手法が一般的でした。しかしその場合、調査対象者によっては選定の段階でバイアスが生じかねない問題がありました。そこでCinarra Systems Japanは大手リサーチ会社と連携し、通信キャリアの位置情報を用いて調査対象を選定し、定性調査を行えるプロダクト「Location Based Research」を開発しました。これにより、生活者の実行動ベースでスクリーニングができ、より精度の高い調査結果が得られるようになりました。

プロダクトの活用方法
本プロダクトでは多岐に渡る活用を想定しています。まずは広告領域における活用想定例をデジタル広告、オフライン広告の2つに分けて説明します。さらに、位置情報を使ったユーザー抽出例を複数提示しながら、本プロダクトで実現できる様々な活用例をご説明します。

【デジタル広告経由の来店後の検討状況や購買状況の調査が可能に】
来店計測と掛け合わせることで来店後の検討状況や購買状況を調査が出来ます。例えば家電メーカーの製品広告に接触し家電量販店へ来店したユーザーに対して商品閲覧、検討、購買などを調査することでオフラインの購買領域における広告効果の測定ができます。

【オフライン広告付近のユーザーの広告認知、態度・意識変容の調査が可能に】
オフライン広告においては広告付近のユーザーを抽出し広告認知・態度・意識変容を調査でき、今まで困難であった屋外広告の効果測定が実現出来ます。例えば大型ビジョンへ出稿している期間内ビジョン前で検知されユーザーを抽出し、ビジョン閲覧・広告認知・態度変容が調査可能です。

この様に本プロダクトを活用することでデジタル広告のオフライン購買領域における効果測定や従来難しかった各種オフライン媒体の効果測定が可能になります。

続いて位置情報を使った様々なユーザー抽出例の紹介を元に広告領域外の活用例を提示させて頂きます。

【商圏内の生活者を統計データの「数」ではなく、インサイトを含めた「ヒト」として分析可能】
上記5つの例で挙げたようにユーザーの生活習慣や興味関心軸で調査対象を選定できます。
例えば、新規出店を検討している場合、事前に商圏分析を行い出店に値する場所かを選定します。しかし、多くの場合、人を「数」として集計した統計データとなっており、趣味嗜好を含めた「ヒト」として分析したときのユーザーインサイトを得ることが困難であると思われます。そこで「Location Based Research」を活用することで、飲食業界であれば当該エリアの生活者を抽出し、競合店舗利用状況や外食に対する利用意向を調査し、獲得すべき商圏かを多角的に見極めることが可能になります。

【商圏内生活者の、非日常的行動での分析も可能】
商圏内での活動という日常的行動に加えて、旅行などの非日常的行動でのユーザー抽出も可能です。特定地域に旅行目的で訪れたユーザーに対して満足度や再利用意向、またそれらの回答に至った要因をヒアリングすることで地方自治体にとっては観光資源の課題抽出及び打ち手検討の材料を集めることが可能です。

この様に位置情報を使ったユーザー抽出と調査を掛け合わせることで各種施策の効果計測や打ち手構築に向けた根拠材料の収集など様々な可能性を秘めています。

「Location Based Research」媒体資料は下記のページよりダウンロード出来ます。
→ https://cinarra.co.jp/solutions/location-based-research/

最後に
Cinarra Systems Japanでは、通信キャリアの膨大なデータを使った様々なプロダクトを展開しております。位置情報ターゲティングが可能なReal People、GoogleやYahooなどの広告プラットフォームWebサイトの来店計測が可能なReal Sight/Vital Sight、店舗訪問者の分析を行えるVenue Vitalicsなどオンライン・オフラインの垣根を超えたマーケティングソリューションを開発しています。今後も通信キャリアデータを使った革新的なサービス開発を進めていきます。


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