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ヒトサラ、Appier AIQUAの「ウェブプッシュ」で開封率最高36%、平均8~10%を実現

ヒトサラ

AI(人工知能)テクノロジー企業のAppier(エイピア、以下Appier、本社:台湾、共同創業者/CEO:チハン・ユー)は、USEN-NEXT GROUPの株式会社 USEN Media(本社:東京都品川区、代表取締役社長:成内 英介、以下USEN Media)が運営するグルメメディア『ヒトサラ』が、AppierのAI搭載のカスタマーエンゲージメントプラットフォーム「AIQUA (アイコア)」の活用により、ヒトサラ独自のコンテンツを紹介するウェブプッシュの開封率は平均で8~10%、最高は36%を実現し、また、会員の19倍に上るユーザーへアプローチすることができたと発表しました。

『ヒトサラ』は月間ページビュー(PV)数とユニークユーザー(UU)数が、それぞれ1億PV、2000万UUを超える料理人掲載数No.1のグルメメディアです。サイト利用者の約8割が30歳以上のユーザーで構成されており、月間UU数2,000万を超える食好きのアッパーミドル層に支持されるグルメメディアとして、お店選びに影響力を持つメディアのひとつとなっています。同メディアではお店の人の顔が見える情報を提供しており、食の目利き・舌利きであるプロの料理人のオススメ情報、旬や地方情報が充実したオリジナル編集記事を駆使して、他グルメサイトとの差別化を図っています。

レストラン検索サービスは競合が多い中、食への感度が高いユーザーのエンゲージメント向上のため、会員向けポイントサービスやアプリでのプッシュ通知といった施策に取り組んできました。

USEN Mediaのプロダクト・マーケティング課の担当者は、「熟練のフードライターたちによる、ここでしか読めない記事が豊富にあるものの、サイト訪問者への訴求に欠け、ヒトサラならではの持ち味を活かしきれていませんでした。サイト訪問者は主にレストランの予約を目的に訪問するため、サービスの優位性を訴求する上でサイト内でのコンテンツ回遊は課題の一つでした。魅力的な記事をより多くの人に認知してもらい、継続的な顧客接点を確立する必要がありました」と導入前の課題を説明します。担当者は様々なソリューションを検討している中でオーディエンスの分析、セグメントをAIを使って実現するカスタマーエンゲージメントプラットフォーム「アイコア」を知りました。

Appierは『ヒトサラ』に対し、アイコアを導入することで、1)自社が保有するオーディエンス情報に加えて、Appierの第三者データを活用できること、2)アイコアのAIを活用した分析により、精度高くユーザーをセグメントし、それぞれに対して適したキャンペーンを迅速に展開できること、3)自社サイト外でもリエンゲージできることを説明しました。

従来のMAツールは訪問履歴やログイン情報を元にユーザーに適したコンテンツを提示しますが、アイコアはAppierが保有する自社サイト外のオーディエンスデータを活用し、サイト初訪問でもユーザーの閲覧履歴、趣味嗜好を把握できます。マーケターはそうした情報に基づき、最適なメッセージを最適なデバイスに最適なタイミングで発信することが可能です。

『ヒトサラ』は2019年1月にアイコアを正式導入し、そこから毎週平均3件「ウェブプッシュ」を展開してきました。5月現在、ヒトサラマガジンの記事PVはウェブプッシュを送信していないものと比較して平均25%、最大65%増加しています。また、現在会員数の約19倍にのぼる多くのユーザーがウェブプッシュを購読しています。

USEN Media プロダクト・マーケティング課 課長の長崎 卓史氏は、「アイコアのウェブプッシュの成果は非常に高く、ヒトサラマガジンを対象にしたSNS広告と同等のパフォーマンスを達成しています。ウェブプッシュは配信従量では無いので(月次PV数課金)コストメリットが非常に高く、ROIの高さに驚いています。」と語りました。

AppierはUSEN Mediaのキャンペーンチームやコンテンツチームと密に連携を取り、季節性のあるコンテンツのリッチな画像や映像を入手、きめ細かいセグメントを駆使し迅速にユーザーのエンゲージメントを構築する施策を支援しています。これによりヒトサラを訪問するユーザーがコンテンツを閲覧してからお店の予約あるいは会員登録までの間の「検討フェイズ」に有効なソリューションとして機能しています。

長崎 卓史氏は、「ヒトサラの強みである、食好きな大人ユーザーに響くレストランの話題や食のトレンド記事をアイコアでウェブプッシュを使って配信したところ、導入当初からサイトPVの改善を実感することができました。シンプルな操作で適切なターゲットへメッセージ送信できるため、短い導入期間とトレーニングで運用を始めることができました。タイミングを自動化できるため、レストラン予約者へのサンキューメールをウェブプッシュで展開したところ、開封率36%という驚異的な数字を達成することができました。アイコアのAIによる精度の高いオーディエンスセグメンテーション、パーソナライズしたメッセージの重要性を実感しています。今回の成功体験を他にも横展開できないか検討中です」と述べています。


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