ALBERT、Amazon Kinesisによるビッグデータ・リアルタイム分析サービスを開始
株式会社ALBERT（アルベルト）は18日、ストリーミングデータをリアルタイムで処理する「Amazon Kinesis」を活用し、ビッグデータのリアルタイム分析サービスの提供を開始した。
ALBERTは2013年5月より、企業内の大量なデータを分析してマーケティングに活用する
「smarticA!DMP」を提供している。「統合データウェアハウス（DWH）」「データマイニングエンジン」「キャンペーンマネジメント」「行動ターゲティング広告システム」「BIツール」「統計解析ソフトウエア」の機能を提供するもので、企業に散在するデータを統合管理し、マーケティング施策に生かせるようにする「プライベートDMP（データ・マネジメント・プラットフォーム）」を構築するサービスだ。
今回、独自開発のデータマイニングエンジン「smarticA!データマイニングエンジン」で提供しているアルゴリズムのうち、クラスタリング、アソシエーション、プレディクション（予測）をAmazon Kinesisに適応させた。これにより、従来はバッチ処理で数時間に1度行っていた計算処理を、リアルタイムに近い頻度で実行可能になるという。
また、smarticA!DMPでは、クラウド型データウェアハウス「Amazon Redshift」とBIツールを組み合わせたダッシュボードを提供している。Amazon Kinesisと組み合わせることで、ダッシュボードへのデータ反映もリアルタイムに可能になるとする。
ALBERTは、企業と消費者のマルチチャネル化が進む中、企業のデータ分析からマーケティング施策の実行と効果測定をスピーディに行えるよう支援するとともに、M2M（Machine to Machine）/IoT（Internet of Things）領域にも展開。「自動車や構造物に搭載されるセンサーデバイスのほか、データセンターや工場内のマシンデータの収集・分析・可視化の領域にも展開できる」（ALBERT）とし、今後、産業用機器・電子デバイスメーカーとの連携を深め、事業を拡大するとしている。
