ツイート

このエントリーをはてなブックマークに追加

↑PAGE TOP

電通のプログラマティックバイイングへの対応 (2014.10) まとめ

2014.10.8

2014年10月に入り、電通グループのプログラマティックバイイングへの対応に関するリリースが相次いで発表されております。

背景には、RTBだけには収まらないプログラマティックバイイング領域の拡大が国内でも本格化し始めていることがあります。

これまで基本的にはレムナント在庫に対して行われていたプログラマティックバイイングですが、既に米国ではプレミアム在庫に対してプラットフォームを通じて契約を行って取引を行うプログラマティックバイイング、いわゆるプライベートマーケットプレイス(PMP)が拡大しています。

この流れは徐々に国内でも浸透し始めており、このプログラマティックバイイングの領域に精通した組織であるトレーディングデスクの必要性がさらに高まってきています。

その中、まず在庫を拠出する側であるセールスサイドプラットフォームの言わずと知れた大手Googleとの提携の発表がありました。

電通、Googleと協力しプライベート・マーケットプレイス構築へ(2014/10/6)

同タイミングで、子会社でデジタル領域を専門に行うcciが、トレーディングデスク領域についてのリリースを発表しています。

cci、広告在庫資産運用サービス「Inventory Portfolio Management(IPM)」の提供を開始(2014/10/6)

そして、電通からではありませんが、Turnが電通のデマンドサイドプラットフォーム側のソリューションとして選ばれ、提携したという発表がでました。

電通、データドリブンマーケティングのパートナーとしてTurnと提携(2014/10/7)

当然ここに来て突然プログラマティックバイイングへの切り替えというわけではなく、下記のリリースのように昨年から発表やグループ会社の提携のニュースを散見されていましたが、さらに本格的に対応が始まったというイメージであり、より一段の国内プログラマティックバイイング市場の盛り上がりが期待できます。

過去の動きの一部:

電通、運用型広告を専門的に管理して効果の最大化を実現する 「トレーディング・デスク・サービス」の提供を開始(2013.12)

RadiumOne、電通イージスのトレーディングデスクであるAmnetと提携を発表(2014.9)


  • このエントリーをはてなブックマークに追加