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Yahoo! JAPAN、アドベリフィケーション機能をYahoo!プレミアムDSPに導入

2014.11.14

~ 米インテグラル・アド・サイエンス社と業務提携し、ブランド保護を強化 ~

ヤフー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮坂 学、以下Yahoo! JAPAN)は、インターネット広告の掲載面を評価し、ブランドを保護するアドベリフィケーション機能をYahoo!プレミアムDSPに導入することを発表しました。これは、Yahoo!プレミアムDSPの広告配信先拡大に伴うもので、導入は来春を予定しています。

RTB(リアルタイムビディング)広告市場は、ディスプレイ広告市場の規模拡大に比例して引き続き成長していくものと推測されています。その成長を受けて、広告配信プラットフォームであるDSP(デマンド・サイド・プラットフォーム)による広告配信量も増加傾向にあります。しかし、DSPは、大規模な広告配信を効率的に実現する一方、広告主のブランド価値低下を招くような不適切なサイトに配信される可能性があることが課題の一つと考えられています。このような状況から、警察庁も、違法・有害情報を掲載するサイトへの広告配信停止の取り組みを開始しました。そのため、事前にDSPで掲載されるサイトを評価し、ブランドを毀損するようなサイトへの広告配信をコントロールするブランド保護ツールの導入が、急務となっています。

Yahoo! JAPANは、広告検証・メディア評価事業を展開する米国Integral Ad Science, Inc.(本社:米国ニューヨーク州、CEO:Scott Knoll、以下インテグラル社)と今年9月に業務提携し、ブランド保護において世界的に実績のある同社との取り組みを開始しました。今回Yahoo! JAPANが導入する機能は、インテグラル社が提供するアドベリフィケーションツールのひとつであるブランド保護ツール「Brand Safety」を、Yahoo! JAPANがインテグラル社に協力し共同でローカライズし、日本市場向けに開発されたものです。画像を含むサイトの文脈を理解しながら、入札するサイトをリアルタイムで検証し、サイトリスクを判定することで、優良なサイトにのみ広告を配信することができます。また、日本語の学習を通し性能がブラッシュアップされていく機能を保持していることや、検証において単語だけでなく文章で判断できることも優れた特長です。

Yahoo! JAPANはこれまでもシステムと人の目による厳しい審査体制をとってきましたが、本機能は、その目視審査と変わらない高い精度で、拡大する広告配信面の安全性を担保し、広告主のブランドを保護します。Yahoo! JAPANはインテグラル社のBrand Safetyの開発への協力を続け、Yahoo! JAPANへの導入をきっかけに、同サービスの日本語の解析能力はさらに高まっていく見込みです。

Yahoo! JAPANは、今後もブランド保護に対する取り組みをさらに強化し、広告主のブランド毀損を防ぎ、安心して当社の広告サービスをご活用いただける取り組みを進めてまいります。

【Integral Ad Science, Inc.(インテグラル・アド・サイエンス社)について】 www.integralads.com
インテグラル・アド・サイエンス社は、インターネット広告主のための安全かつ高品質なメディア環境の確保を専門とするテクノロジー企業です。同社は、メディア評価プラットフォームを採用してメディア環境を審査し、「TRAQ(True Advertising Quality)スコア」を定めています。TRAQスコアは、メディアの質を定量的に評価する指標であり、最終的に、広告主、広告代理店、パブリッシャー、広告取引プラットフォーム業者などあらゆる関係者にメリットをもたらします。TRAQスコアは、広告主がブランドイメージを反映させてROIを改善できる環境で、計画の立案・実施やターゲットオーディエンスの設定ができるように支援します。同時に、コンテンツやデザインの質の改善によりブランド広告主への訴求を目指すパブリッシャー向けにベンチマークを設定します。インテグラル・アド・サイエンス社はニューヨークに本社を構え、サンフランシスコ、シカゴ、ロンドン、ベルリン、シドニー、メルボルン、シンガポールで事業を展開しています。


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