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VOYAGE GROUPとエスワンオーインタラクティブ、プライベートマーケットプレイスを運営する新会社を設立

2015.2.9

~媒体社側と広告主側の運用ノウハウを結集。透明性の高いプログラマティック取引が可能に~

intelish

株式会社VOYAGE GROUP(東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:宇佐美 進典、以下「VOYAGE GROUP」)は、アドテクノロジー市場における新たな取り組みとして、トレーディングデスク事業を展開する株式会社エスワンオーインタラクティブ(東京都千代田区、代表取締役:淵上 優、以下「s1o-i」)と合弁で、2015年2月9日、プライベートマーケットプレイス(以下、「PMP」)を運営する新会社、株式会社intelish(東京都渋谷区、代表取締役:小川 翔吾、読み「インテリッシュ」)を設立いたしました。

 従来のオープン制オークション取引(※1)によるRTB(※2)では、「枠から人へ」という言葉の通り、枠(メディア)の質や情報でなく、オーディエンスの情報に重きを置いた広告取引でした。そのため広告主にとっては、オーディエンス単位で買い付けが可能で、且つリアルタイムに配信をコントロールできるというメリットがある一方で、配信先のメディアを事前に選別できず、配信面を重視するブランディングを目的とした広告出稿では、オープン制オークション取引によるRTB取引が適さない場合もありました。また、媒体社にとっても、不適切な広告の掲載によってメディアのブランドを毀損したり、掲載面の価値を評価されないことによるメディア価値の下落が懸念されていました。

 そこで、SSP「Fluct」(※3)を中心に6,000以上のメディアの収益化を行ってきたVOYAGE GROUPと、トレーディングデスクとして多くのDSP(※4)の運用実績があるs1o-iは、両社のノウハウを結集させた新会社intelishの設立に合意いたしました。
intelishでは、SSP「Fluct」を導入している媒体社をはじめ、プレミアムな広告枠を中心としたPMPを構築し、限られた広告主がRTB形式で広告を出稿できる仕組みを提供いたします。なお、新会社の出資比率は、VOYAGE GROUP 51%、s1o-i 49%となります。

 これにより、広告主、媒体社が広告掲載位置や価格について事前に取り決めを行うため、広告主は広告を掲載するメディア・位置を選んだ上で、プレミアムな広告枠に対してRTBなどのプログラマティック(※5)な形式で取引ができるようになります。また、媒体社にとってもプレミアムな広告枠を限られた広告主に提供することにより、メディアのブランドを毀損することなく広告枠の新たな取引手段を活用することが可能です。
 PMPは、2015年春頃にテスト稼働していく予定です。VOYAGE GROUPは、今後もアドテクノロジーを活用したプログラマティック取引を推進してまいります。

■新会社情報
社名:株式会社intelish(読み:インテリッシュ)
URL:https://intelish.com 
所在地:東京都渋谷区神泉町8-16 渋谷ファーストプレイス8階
事業内容:プライベートマーケットプレイスの企画、開発、運用など
資本金:40,000,000円(VOYAGE GROUP 51.0%/エスワンオーインタラクティブ 49.0%)
設立年月日:平成27年2月9日
代表取締役:小川 翔吾
取締役:古谷 和幸/土井 健/高瀬 大輔/柏村 昌司
監査役:野口 誉成

■PMPの概要
PMP

※1)オープン制オークション取引:プログラマティック取引の1つで、広告主も媒体社も匿名で行うオークション取引のこと。
※2)RTB(Real Time Bidding):広告1表示毎に、リアルタイムのオークション方式で広告表示するプログラマティック取引の1つで、広告主や広告会社から入札された広告の中から最も単価の高い広告が配信される仕組みです。
※3) Fluct: http://fluct.jp/ 。VOYAGE GROUPが運営する日本最大級のSSP。SSPとは、Supply Side Platformの略で、メディアの広告収益を最大化させる仕組みです。
※4)DSPとは、Demand Side Platformの略で、広告主のROIを最大化する仕組みです。
※5)プログラマティック:オーディエンスデータを活用し、プラットフォームを介した広告の自動取引のこと。


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