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ブレインパッド、ファンケルに導入したプライベートDMP「Rtoaster」の「広告配信機能」による顧客接点の強化を支援 最大でコンバージョン率110%、購入単価130%に向上した実績を「広告配信」へ展開

2015.5.27

株式会社ブレインパッド(本社:東京都港区、代表取締役社長:草野 隆史、以下ブレインパッド)は、株式会社ファンケル(本社:神奈川県横浜市、代表取締役 社長執行役員:宮島 和美、以下ファンケル)が運営するECサイト「ファンケルオンライン」に、レコメンドエンジン搭載プライベートDMP(*1)「Rtoaster(アールトースター)」の「広告配信機能」を導入し、さらなる顧客接点の強化を支援したことを発表します。
 Rtoasterは、2009年より「ファンケルオンライン」に導入されており、今回、オプション機能(*2)である広告配信機能が新たに導入されました。
 今後、ファンケルは、RtoasterのプライベートDMPに蓄積されたデータを活用してデジタル広告配信を実施し、既存顧客に留まらず、潜在顧客や休眠顧客に対する接点の強化を推進する予定です。

 今回の導入支援は、Rtoasterの販売代理店である株式会社アイ・エム・ジェイと共同で実施しました。

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▲Rtoasterおよび広告配信機能を活用するファンケルのウェブサイト「ファンケルオンライン」

■Rtoasterの広告配信機能の活用の背景
 ファンケルは、無添加化粧品や健康食品/サプリメントを、店舗や通販、ECサイトなどの複数のチャネルを通じて販売しています。同社の運営するECサイト「ファンケルオンライン」は、現在、顧客数340万人、月間PV数が1,000万PVを越えるなど、同社にとって重要な販売チャネルの一つとなっています。
 同社は、2009年のウェブサイトの全面リニューアルに際し、ウェブサイトの改善や販売促進施策の強化、運用効率の改善を目的にRtoasterを導入し、主に顧客の購買情報や属性情報をもとに、クロスセルのための商品のレコメンド(推奨)施策を実施してきました。例えば、商品を購入カートに投入後、最終的に購入に至らなかった顧客に対するレコメンド施策では、導入前に比べてコンバージョン率(*3)が最大で約110%、購入単価が最大で約130%に向上するなど効果が出ています。
 そして、新たな課題として、サイトに訪問しているが商品の購入には至っていない潜在顧客や、最近は購入をしていない休眠顧客に対する有効な接点として、新たに外部メディアに対する広告配信を行いたいと考えていました。
 そこで、複数のシステムを検討した結果、以下の理由からRtoasterの広告配信機能が採用されました。

■Rtoasterの広告配信機能が採用された理由
1.RtoasterのプライベートDMPを利用することで、個人情報に配慮したセキュアな状態で、主要なDSP(*4)に対して広告配信できる点。
2.新たなシステムの導入を行うことなく、これまでRtoasterに蓄積してきたウェブサイト内のユーザー行動情報、ユーザー拡張(*5)された豊富なデータやセグメントを活用し、広告配信できる点。
3.CRMシステム等の基幹システムのデータをAPI経由で簡単に取り込め、すぐに施策に活用できる点。

■株式会社ファンケル ネットチャネル合同チーム ネット営業部 末長 久人様からのコメント
 「当社は2009年のRtoasterの導入以来、お客様情報を活用したレコメンドにおいて効果が出ており、その性能を高く評価しておりました。
 ファンケルとの接点が希薄化してしまったお客様にどのように戻ってきてもらうか、という観点で、プライベートDMPを活用した広告配信は有効だと考えておりましたが、実現できるソリューション、ならびにセキュリティポリシーに合致したサービスがなかなか見つからず、導入に踏み切れておりませんでした。

 今回、RtoasterのセキュアなプライベートDMPを活用することで、もともとあるシステムや資産の有効活用ができ、簡単に広告配信を行える点が大きな魅力だと考え、Rtoasterの広告配信機能を採用しました。
 今後は、Rtoasterをさらに活用し、最新鋭の広告手法を取り入れ、お客様との接点の機会を創出していきたいと思っています。」
(*1)プライベートDMP (Data Management Platform)とは、企業が自社のさまざまなマーケティングデータや外部データを集約し、活用するために構築するデータ基盤のこと。
(*2)Rtoasterの広告配信機能を利用する場合には、Rtoasterおよび広告配信オプション機能の双方の契約(有償)が必要です。
(*3)コンバージョン率(顧客転換率)とは、ウェブサイトへの来訪者数全体のうち、何名がコンバージョン(商品の購入など)に至っているかなどを示す指標のこと。
(*4)DSP(Demand-Side Platform)とは、複数の広告枠の配信最適化と効果検証などの一元管理を目的に開発された広告主向けプラットフォームのこと。
(*5)ユーザー拡張とは、特定のユーザーセグメント(母数)から、外部のオーディエンスセグメントと類似しているデータを解析し、その母数を拡張する機能のこと。


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