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Facebook、2015年第2四半期業績発表 ー広告のハイライトー

2015.7.30

2015年第2四半期の売上高は40億4,000万ドルとなり、前年同期の29億1,000万ドルと比較して39%の増加となりました。 広告売上の合計は38億3,000万ドルとなり、前年に比べ、43%の増加となりました。為替変動の影響を除き、広告売上は前年同期に比べ、 55%の増加となりました。モバイル端末からの広告収入は、2015年第2四半期広告売上全体の約76%を占めています。モバイル広告売上 は、前年同期と比べ、74%増加となりました。

成長はマーケティングセグメントおよび様々な業種を超えた幅広いものとなり、第1四半期と同様、北米とアジア太平洋地域で高い収益 の拡大がみられました。米国外の広告売上は、2015年第2四半期の売上全体の52%となりました。

Facebookの利用者数とエンゲージメントは引き続き増加
Facebookを毎日利用するデイリーアクティブ利用者(DAUs)は、2015年6月時点で平均9億6,800 万人であり、前年同期と比べて17%の増加となりました。現在、月間アクティブ利用者(MAUs)の65%はデイリーアクティブ利用者でもあります。
モバイル端末からのデイリーアクティブ利用者数(mDAUs)は、2015年6月時点で平均8億4,400万人であり、前年同期と比べて29%の増加となりました。
月間アクティブ利用者(MAUs)は、2015年6月末時点で14億9,000万人であり、前年同期と比べて13%の増加となりました。(これは世界のインターネット人口である30億人の半数に上ります)
モバイル端末からの月間アクティブ利用者(mMAUs)は、2015年6月末時点で13億1,000万人であり、前年同期と比べて23%の増加となりました。

<2015年第2四半期の活動におけるハイライト>

2015年第2四半期の売上高は、四半期において初めて40億ドルを達成し、前年同期比39%の増加となりました。
広告事業の売上高は、前年比43%の増加となりました。(為替の影響を除くと55%)
モバイル広告事業の売上高は、前年より74%増加し、29億ドルとなりました。(全広告売上高の76%)

●エンゲージメント
Facebook、Messenger、Instagramにおいて、1人あたり1日平均46分以上の時間を費やしています。
Facebookの月間アクティブ利用者(MAUs)は世界のインターネット人口の約半分に相当する14億9,000万人で前年同期比13%の増加となりました。
デイリーアクティブ利用者(DAUs)は、9億6800万人であり、前年同期比17%の増となりました。
Facebookの利用者のうち、65%が毎日Facebookを利用しています。
全てのFacebookの商品を通じ、素晴らしい体験を提供し続けています。コアのフェイスブックアプリの利用における主なハイライ ト:
友達や全てのコミュニティを通し、関連性や興味の高いコンテンツを見つけやすくすることで、利用者がニュースフィードでより良い体験ができるよう引き続き注力しています。
4億5,000万の人々がFacebookのイベント機能の月間アクティブ利用者であり、毎月1,600 万以 上のイベントが作られています。
月間8億5,000万の人々がグループ機能をアクティブに利用しています。
次世代のサービスの構築に向け、コアのフェイスブックアプリではコミュニティ内での検索機能の向上に努めています。
Facebookでは、毎日15億の検索が実行されています。
現在の投稿数は2兆に上りました。

●Facebookの成長に動画が貢献
Facebookにおける動画の利用は引き続き増えており、毎日数十億の動画が視聴され、そのうちの4分の3はモバイル上で起こっています。
動画は、利用者やパブリッシャーを引き込むリッチなコンテンツです。今年初めから、ページ上でも動画の投稿が40%以上増えて います。
Facebook上では、非常に多くの動画が視聴されており、Facebookの動画広告は、ニュースフィードの一部として自然に定着しています。マーケティング担当者は、人々に大規模なリーチを図ることができる良い機会と言えます。
動画への注力はまた、重要な社会的瞬間やイベントを通して人々を繋げるというFacebookの使命に基づ いて います。
コパ・アメリカ(南米で2年に1回開催されるサッカーの選手権)において、5,900万の人々が3億以上の交流を生みました。
2,600万の人々がLGBTプライドのためにプロフィール写真を変えました。
1億5,000万以上の人々がネパールの地震の後に友達の安否を確認することができました。

●Instagram
第2四半期には、ブラジル、ドイツそして日本でInstagram広告を導入しました。
Instagram上でのカルーセル広告などの新しい広告種類が追加され、ブランドはクリエイ ティ ブな活用ができます – 例えば、春物のファッションコレクションを披露する場合は、全体を徐々に明らかにして、最終的にパノラマ形式で見せたり、さまざまな角度からのビューを見せることができます。
Instagram広告では今後数ヶ月の間に、新しいフォーマット、より精度の高いターゲティング、サードパーティのパートナーを通してやオンライン購入が可能になり、さらに多くの広告主が利用できるようになります。
利用者に最高の体験と、マーケターの方々に最高のパフォーマンスを担保できるよう、引き続き品質と関連性の向上に注力していきます。
FacebookのCOO、シェリル・サンドバーグは、1)モバイル事業の強化、2) Facebook広告を利用する広告主数の増加、そして 3) Facebook広告の関連性を向上、以上の3つの重点分野に引き続き注力することを強調しました。

人々のモバイル端末、そしてFacebook社の全てのアプリを利用する時間は、増え続けています。米国において、スマートフォンでは5分に1分以上はFacebookに滞在しており、モバイルからのFacebookの利活用が、Facebookのグローバル市場での成長を支えています。
Facebook上では、非常に多くの動画が視聴されており、Facebookの動画広告は、ニュースフィードの一部として自然に定着しています。マーケティング担当者にとって、動画広告は、つねに魅力的な広告フォーマットであり、 Facebook広告は、マスへのリーチ、クロスデバイス上での正確なターゲティング、そして効果測定を可能にしています。
モバイル動画広告は、先月開催されたカンヌ国際広告際においても、主要なテーマでした。大賞を獲得した Droga5が制作したUnder Armourの広告「I will what I want」、およびLeo Burnett制作のP&Gの広告「Like a Girl」は、キャンペーンの一環としてFacebook上で、モバイル動画広告が活用されました。

2) Facebook広告を利用する広告主数の増加
2015年第2四半期において、4千万社の中小企業が、Facebookページを活用しており、この数字は継続的に成長していま す。
世界規模で中小企業とのエンゲージメントを深めています。これまでに世界の80カ国以上で、「Boost your Business」イベントが開催されました。
イギリスに住む未婚の母であるケリー・ライトは、自身で裁縫したドレスの販売を始めました。彼女は、モバイルフォンで彼女のドレスを動画撮影し、わずかな資金でFacebook広告を開始しました。Facebookは、彼女にとって唯一のマーケティングチャネルでしたが、彼女はビジネスを成長させ、Krystellie Fashionとして現在では、年間売上300万ポンド以上、社員10人を雇用する企業へと成長させました。
グローバル市場での体制の強化として、Facebookは国際部門に幹部メンバーを追加しています。中南米地域の代表責任者、欧州中東アフリカ地域における複数の国に代表責任者を配置するとともに、アフリカ初の法人を南アフリカのヨハネスブルグに開設しました。

3) Facebook広告の関連性を向上
COOのシェリル・サンドバーグは、より良い広告、より魅力的な広告、そしてより関連性のある広告が、利用者とマーケティング担当者にとって好ましいものであること、そしてFacebookがFacebook広告の改善に日々努めていることを強調しました。Facebookは、開発速度を速め、新たな広告フォーマットと広告ツールをマーケティング担当者に提供しています。 2015年第2四半期において、Facebookはカルーセル広告の機能が拡張し、1つの広告ユニットに複数の画像を織り込めるようになりました。
「ダイナミックプロダクト広告」を導入し、マーケティング担当者が、商品カタログを、アップロードして、見せたい人に見せたい商品を を宣伝することができるようになりました。
新しい広告フォーマット「リード獲得広告」を試験導入し、人々が興味・関心のある企業と簡単につながる方法を 提供しています。
引き続き良質なダイレクトレスポンス広告製品およびツールの提供に注力していきます。以下は、「Book Now」ボタンによるリンク広告の事例です。
Priceline GroupのBooking.comは、「Book Now」ボタンが反映されているFacebookリンク広告を予約増加目的に活用することで、客室予約の向上を実現し、キャンペーンのROIの目標を達成することに成功しました。同サイトでは、Facebook広告の活用を他の市場にも拡大しています。

シェリル・サンドバーグは、また広告の効果測定の重要性を強調しました。
コンバージョンリフト:Facebook広告により、製品/サービスの売上にどれだけの効果があったかを測定するものですが、既に多くの企業に活用していただいています。
Acuraが、同社史上最大となるTLXの市場導入に際し、すぐに視聴者の関心を集めるシナリオを用意した Facebook動画広告を活用しました。そしてAcuraはFacebookのリターゲティング技術を使って、動画広告を視聴した人々にだけ、より詳細な広告を配信しました。コンバージョンリフトにより、Facebook動画広告が新車販売に効果があったことが証明されました。

アドテク:ターゲティングやキャンペーンの効果測定において マーケティング担当者の皆様を支援するため、私たちは引き続きAtlas、LiveRail そしてAudience Networkを含むFacebookのアドテクのプラットフォームを構築し続けていきます。
エンターテイメント企業であるライブネーションは、人々がモバイル端末からコンサートチケットの閲覧をしているのを知っていましたが、実際にどれほどが売上に繋がったのかを測定することができませんでした。そこでライブネーションはAtlasを使用し、有名アーティストのチケット購入のうち66%がモバイル広告に結びついていることを確認できました。これは、Atlasによるクロスデバイスのコンバージョン率の測定を裏付けるものです。

Q2決算情報に関する詳細は、本社IRサイトをご覧ください。(英文のみ)

http://investor.fb.com/events.cfm?CalendarID=4

facebook2015Q2


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