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電通とアタラ、ネットワーク時代の新消費行動モデル 「Dual AISAS Model ™」を開発

2015.10.7

デジタルマーケティング支援企業のアタラ合同会社(本社:神奈川県横浜市、CEO:杉原 剛、以下「アタラ」)は、株式会社電通プロモーション・デザイン局(以下「電通PD局」)の協力を得て、あらゆるヒトとモノがつながるネットワーク時代に対応した新しい消費行動モデル「Dual AISAS Model ™」(デュアル・アイサス:商標登録出願中)を開発しました。

プロモーション視点から捉えた本モデル開発の背景には、スマートテレビ、スマート家電、スマート自動車、ウェアラブルデバイス、IoT機器の出現などによるネットワークの革新により、「モノとモノ」「モノとヒト」「ヒトとヒト」が複雑につながり、多様な情報が加速度的に拡散する社会の到来があります。今後アタラは電通PD局と連携して、消費者インサイトや広告コミュニケーション戦略を考える一つの指標として、この消費行動モデルを提唱していきます。

■新しい消費行動モデル「Dual AISAS Model ™」(デュアル・アイサス)
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電通は2005年にインターネット時代の新しい消費行動モデルとして、Attention「注意喚起」→Interest「(商品への)興味関心」→Search「検索」→Action「購買」→Share「(ブランド体験の)共有」からなる「AISAS Model ™」を発表し、広告コミュニケーションのプランニングに活用してきましたが、今回アタラと電通PD局が新たに開発した「Dual AISAS Model ™」では、購買を中心とした従来のAISASを「タテのAISAS(=“買いたい”のAISAS)」として捉え直し、さらに今日の消費者同士による主にデジタルネットワークを介した広告・プロモーションなどのブランド情報の拡散の流れを「ヨコのA+ISAS(=“広めたい”のA+ISAS)」として加えました。

ヨコのA+ISASは、ブランド情報の関心層を商品関心層へと転換させるActivate「起動・活性化」と、ブランド情報の関心層が拡大するサイクルであるISASすなわち、Interest「(広告・プロモーションなどのブランド情報への)興味関心」→Share「(広告・プロモーションなどのブランド情報を自身の関心事として第三者に)共有・発信」→Accept「(第三者が共有された情報を自らの関心事として)受容・共鳴」→Spread「(さらに第三者からその周囲に)拡散」で構成されます。「Dual AISAS Model ™」では、ヨコのA+ISASを多様な施策で加速することにより、タテのAISASへと結び付けていきます。

今後、アタラと電通PD局は「Dual AISAS Model ™」を新しい消費行動モデルとして活用し、どこに企業のマーケティング上の課題があるかを見極め、その解決策を提案してまいります。
例えば、ヨコのI(Interest)に当たる広告・プロモーションなどのブランド情報への興味関心の高まりが、必ずしもタテのI(Interest)に当たる商品への興味関心と直結していない場合、ヨコのA+ISASによるタテのAISASへの見込み客のスムーズな移行がマーケティング上の課題となります。このような場合には、タテのAISASとヨコのA+ISASをつなぐA(Activate)を機能させるため、タテのAISASにある既存顧客の購買理由(Action)やブランド体験の共有(Share)を還流させていく取り組みが必要になります。

■電通報の「Dual AISAS Model ™」紹介記事
タイトル:Dual AISASで考えるコミュニケーションプランニング #1“Dual AISAS”で考える、もっと売るための戦略。
記事URL:http://dentsu-ho.com/articles/3100


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