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サイバーエージェント、インフィード広告市場調査を実施

2016.2.10

2015年のインフィード広告市場は昨対比2倍の768億円に。 2020年には300%超の2,478億円に到達し、 そのうち動画フォーマットが1/4を占めると予測

株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)は、株式会社シード・プランニング デジタルインファクト(本社:東京都文京区、代表取締役社長:梅田佳夫)と共同で、国内インフィード広告の市場動向調査を行いました。

ユーザーのメディア消費行動のスマートフォンシフトに伴い、ニュース・情報メディアを中心に、コンテンツの表示は、タイムライン型と呼ばれる時間軸に最適化されたコンテンツフィードによるものへと移行が進んでいます。
インフィード広告は、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアにおいて、従来の広告規格にはない、ユーザーのメディア視聴体験に沿った新しい広告フォーマットとして活用が進み、現在はタイムライン型でのコンテンツ提供を行うスマートフォンメディアを中心に、その導入が進んでおります。

本調査では、インターネットを通して配信されるインフィード広告(※1)の年間広告出稿額を推計し、市場規模予測を算出しております(※2)。

以下、調査項目となります。(2014年~2020年)
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【1】インフィード広告市場規模予測 <プロモーション目的別/スマートフォン比率>
【2】インフィード広告市場推計 <配信先別>
【3】インフィード広告市場推計 <静止画/動画別>
■インフィード広告市場の今後
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【1】インフィード広告市場規模予測 <プロモーション目的別>

2015年のインフィード広告市場は、対前年比2倍の768億円に到達し、
うちスマートフォン比率は全体の約93%に。
Webプロモーション目的76%、アプリプロモーション目的24%の割合に。
2020年の市場規模は2015年比300%超の2,478億円に到達予測。

2015年のインフィード広告は、スマートフォン広告向けの新しい広告フォーマットとしてWebプロモーション、アプリプロモーション双方の需要を大きく取り込みながら、急速な需要拡大が見られました。今後も、スマートフォン向けのメディアとの親和性の高い広告フォーマットとして、Webプロモーション、アプリプロモーション共に中長期的な成長が期待されます。
なお、2015年時点で市場全体の24%を占めると予想されるアプリプロモーションン向け需要比率は、2016年以降緩やかに上昇し、2020年時点では30%に達すると予想されます。
インフィード広告市場規模予測

​【2】 インフィード広告市場推計 <配信先別>

2015年、インフィード広告市場における広告配信先の7割はソーシャルメディアに。
今後配信先の多様化が進み、ニュース・キュレ―ションアプリ・ポータル系その他が過半数を占めると予測

2015年はソーシャルメディアの順調な拡大により、インフィード広告市場におけるソーシャルメディアへの広告配信は全体の7割を占めると予想されます。また、ニュース・キュレーションアプリ・ポータルなどの新しい広告商品が加わったことにより、インフィード広告の市場を昨年対比2倍にまで普及を促進しました。

今後は、ニュース・キュレーションアプリ・ポータルなどのソーシャルメディア以外への広告配信比率も高まると予想。2020年のソーシャルメディアの売上規模は依然として最も大きいことは変わらないものの、ニュース・キュレーションアプリ・ポータル系・その他への配信が過半数を占める54%と予測されます。

インフィード広告市場推計

【3】 インフィード広告市場推計 <静止画/動画別>

ソーシャルメディア向けインフィード広告を中心に、動画フォーマットの導入が進む。
今後は、ニュース・キュレーションアプリ・ポータルでの導入も予想され、
2020年には市場全体の1/4のシェアを占めると予想。

インフィード広告のフォーマットはテキストや画像のほか、ユーザーとより深いコミュニケーションが可能となる動画フォーマットの利用が広告主からの注目を集めており、その導入はソーシャルメディアを中心に進んでおります。
今後、動画フォーマットの利用は、需要の拡大にともないソーシャルメディア以外のメディアへの配信が伸び、2020年には市場全体の約25%となり、1/4のシェアを占めると予想します。

インフィード広告市場推計


インフィード広告市場の今後

インフィード広告は、主にスマートフォン向けメディアにおいて、ユーザービリティの観点で最適な広告フォーマットとして、今後多くのメディアがこれに対応していくことが予想されます。また、高い広告効果が見込まれており、業種や規模を問わず幅広い層の広告主から受け入れられています。引き続き、スマートフォン上における主要な広告フォーマットとなり、その市場規模は中長期的に高い水準の成長率を遂げ、2020年には2015年比300%超となる2,478億円規模に達し、インフィード広告市場の1/4を占めると予測します。

当社は今後も、インフィード広告市場の発展に寄与すべく、企業のプロモーションにおける問題解決や広告効果の向上に努めてまいります。

※1 本調査におけるインフィード広告の定義および、商品区分の定義は下記の通りです。
・メディア上で表示されるフィード型コンテンツと同じフォーマットで表示される広告の総称。
※2 本調査はインターネット広告業界関連事業者へのヒアリング調査ならびに公開情報、調査主体およびシード・プランニングが保有するデータ等を参考に実施しています。また、広告主が支出する広告費を対象に市場規模を算出しております。

■ 調査概要
調査主体:株式会社サイバーエージェント
調査時期:2015年10月から2015年11月
調査方法:動画広告市場関係者へのヒアリング、調査主体ならびに調査機関が保有するデータ、公開情報の収集
調査対象:インフィード広告
調査機関:株式会社シード・プランニング デジタルインファクト

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