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PTDとは


ptdとは

PTD(パブリッシャートレーディングデスク)とは

パブリッシャートレーディングデスク(以下、PTD)という単語が、2013年ころから米国で使われ始め、国内でも2015年頃から多く耳にするようになっています。
そして、2016年に入ってからPTDというものが、構想としてのフェーズから実際の運用としてのフェーズに国内でも突入したように感じます。
Yahoo!の他社媒体の買付けはある意味、国内最大のPTDの取り組みとも言えますし、エキサイトやカカクコムなどのポータルサイトやデータに特徴をもったメディアも参入をしています。

PTD(パブリッシャートレーディングデスク)が登場した背景

大きな背景としては

・純広告の売上低下
・買い手主導の運用型広告の流行

この2点が大きいと言われています。
媒体社としては純広告が売れなくなり、売上が頭打ち・もしくは低下しているという状況が近年発生しています。
また純広告の予算の多くは買い手主導の運用型広告(DSP)に流れてしまっています。広告主・代理店は自らのデータを使い、掲載面はあまり気にせず媒体を値段とオーディエンス
だけで評価するようになり、媒体価値の著しい低下を招いています。


そこで、媒体社としても自社のオーディエンスデータをこれ以上安く買い叩かれることなく有効活用するために、自らが自社のオーディエンスデータを利用して他社の媒体も買い付けるような動きがPTDとなります。つまり、広告主や代理店ではなく媒体社が運営する運用型広告といえます。

PTD以外にも工夫を凝らす媒体社

1つの媒体社が、自社のデータを元に他社の媒体を買付け他社の媒体に一部のレベニューをシェアするモデルがPTDです。

しかし、それ以外の運用型広告の対抗手段としてAOP(アライアンスオブオンラインパブリッシャー)というものもあります。
これは、複数の媒体社が在庫やオーディエンスデータを融通し合い、自分たち独自のPMP(少し前でいうとアドネットワークに近い形)を形成する動きもあります。

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