ツイート

このエントリーをはてなブックマークに追加

↑PAGE TOP

DAC、特許技術を活用したデータ解析による新たなクロスデバイスサービスを提供

2016.3.24

このたび、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:矢嶋弘毅、東証JASDAQ 証券コード:4281、以下 DAC)は、複数のデバイスにまたがるユーザー行動の可視化やターゲティングを支援するクロスデバイスサービスを開始しましたのでお知らせいたします。

■背景
近年、スマートフォンをはじめとするスマートデバイスの急速な普及により、複数デバイスを保有するユーザーが増え、広告表示におけるクロスデバイス対応の実現は大きな課題の1つとなっています。これまで、同一ユーザーであってもデバイス別/Web/アプリで異なる識別子(Cookieやアプリ広告IDなど)でカウントされるため、別のユーザーとして扱われており、適切な広告表示を行うことが困難となっていました。




■本サービスの特徴

上記課題を解決するために複数デバイスや同一デバイスのWebとアプリ広告IDとのマッチングを実現する方法は、企業が保有する顧客会員IDなどを使った確定的なマッチングと、行動ベースの大量ログデータ解析を基にした推計ベースマッチングの、大きく2通りあるとされています。
DACのクロスデバイスサービスは後者の推計ベースマッチングにあたります。複数のデバイスを確率的推計により同一ユーザーとして紐付けるアルゴリズムをDACのデータサイエンティストが独自に開発し、実現したサービスです。【特許取得済】(※1) 関連特許についても出願中。

●2通りのクロスデバイスサービス



DACは、本サービスを下記2つの方法で提供してまいります。

1. 
当社ソリューションのオプションとしての提供
DACの連結子会社である株式会社プラットフォーム・ワンの提供するDSP「MarketOne®」による広告配信や、自社DMP「AudienceOne®」の分析レポートのオプションサービスとして提供いたします。また、今後は「AudienceOne®」の機能としての実装も予定しております。
2. 受託サービスとしての提供
企業が保有するデータのクロスデバイス解析を受託するなど、企業のクロスデバイス課題に合わせたサービス提供を行います。

本サービスの活用事例
事例①:同一ユーザーを捕捉しMarketOne®を活用して広告配信を効率化
ターゲットセグメントへの広告配信機会を増加させつつ、広告商材に興味を示しているユーザーに対して複数のデバイスをまたいだリターゲティング配信を実施することが可能です。これにより、広告配信の効率を維持すると共に、訴求機会を増加させることができます。




事例②:アプリ利用ユーザーの属性や行動傾向を推定しマーケティング施策を最適化

特定のデバイスやブラウザ、アプリ等を経由して収集した1st Partyデータを、DACの保有する属性データ・趣味・嗜好・行動データと紐付けて分析することが可能です。これにより、より深いユーザー像を把握し、ユーザビリティやLTV (Life Time Value:顧客生涯価値)の向上を目的とした施策立案が可能です。



DACのビッグデータ取り組みについて
DACは、データを活用した自社商品開発や外部パートナーとのアライアンスなどビッグデータの取り組みを推進しています。自社商品「AudienceOne®」は、広告配信結果、ソーシャルメディア、提携企業の3rd Partyデータなどを収集・解析し、見込顧客の発見や既存顧客のロイヤルカスタマー化などの様々なマーケティング施策に活用できる、データ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)として4.5億ユニークブラウザ、1兆レコードを超える国内最大級のデータ量を保有しています。外部パートナーアライアンスを積極的に推進し、30以上の広告配信およびデジタルマーケティング製品との連携を実現してきました。
また、「AudienceOne®」との製品連携にとどまらない、外部パートナーとのデータ連携やデータ解析共同研究なども積極的に行っております(※2)。

DACは今後も、クライアント企業と生活者が円滑なコミュニケーションを実施できる環境を整えるべく、ビッグデータを活用したソリューション開発・強化に取り組んでまいります。

(※1) 特許第5891331号 「情報処理装置、情報処理方法及びプログラム」
(※2) 「DACのDMP「AudienceOne®」と米国アクシオム社の「LiveRamp Connect」が国内初のデータ連携を開始」(2015年5月13日)
http://www.dac.co.jp/press/2015/20150513-aone.html
(※3) 「DAC、ビッグデータの広告活用について国立情報学研究所の宇野毅明教授と共同研究を開始」(2014年9月30日)
http://www.dac.co.jp/press/2014/20140930-Aone-NII.html   など

 

DACプレスより:

http://www.dac.co.jp/press/2016/20160324_cross_device


  • このエントリーをはてなブックマークに追加